Shaper’s voice – [ Beetle ]

お知らせ, プロダクト

ハンドシェイプから工場生産へ

今回beetleを作るにあたり、sunrise shred surviceで様々な板を作る上で見えてきた形を具体化しました。その中で特に感じられたのが、通常のエッヂの付いた板よりもエッヂが無い方が太めの板が乗りやすいこと、そしてその浮力は特別でbeetleへのアプローチとなりました。まず考えたのが太めの板にエッヂを着けることによる乗りにくさの解消、これは全体とテールを少しだけ細くしテーパー状にすることで少しでも、トラバースや圧雪でコントロールをし易くしました。そして不等厚の調整、ブランクスは厚みが均等のためフレックスの仕方が違います。その為に短めのテールにパワーを持たすため厚めに調整しています。そして、2本目の板としての特別感。これは、トータル的に攻めるなら通常のディレクショナルな板がベストな中で、2本目を出す意味。同じ感覚を求めるのでは無く、その板で無ければ感じられない特性を持たせること。それによって今日はこの板だと思う日があるようにすること。ノーズやテールの形だけでは基本的な乗り味はさほど変わらないため、太さと大きなサイドカーブで特長を出しています。太めのウエストのパウダーでの初速の速さ、完全に板が浮いた中での踏み込み量、大きなサイドカーブでのドライブ感。何時でも乗りやすい板よりもパウダーでの楽しみは増えています。深い雪でしか味わえない感覚をより楽しむ為に設計しました。スタイルはあえてノーズを尖らせず、よりフリースタイルを意識しています。楽しいスノーボードライフを。
神森正義

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