数シーズンに渡ってTestが繰り返されてきたスキーが1516seasonからラインナップに加わりました。Napoleon Fish 158についてご紹介いたします。
【開発コンセプト】
スノーボードで滑っていて気付くのは、スノーボーダーのラインとスキーヤーのライン(滑るポイントを含む)が違うと言う事。
Napoleon Fish 158は、スノーボードで滑るときのようなラインを描くということにフォーカスし作り出されたスキー。特にパウダーでのボードのフィーリングを得るために「短く・太く・スタイリッシュ」という点に重点をおき開発されました。
【左右非対称 / Asymmetry】
Napoleon Fish 158は微妙に左右非対称。
操作性を向上する目的で、インエッジよりアウトエッジの有効接地面の方が若干短くしてあります。基本形はロゴがクリアー(下地のウッドコアが見えている)の方が左で、ロゴに色がついている方は右。決まりは無いので、左右はフィーリングがあう方でチョイスすることも選択肢の一つ。
【ビンディングの取付け位置】
基本ウエスト(Waist)センターにブーツセンターを合わせて、ビンディングを取付ける。このスキーの開発者の体重は64kg、足のサイズは25.5cm。このデータを基本に浮力や操作性を考慮しています。本来、全く同じフィーリングを味わうなら、同等のものを設計からのオーダーメードとなる。しかし、次項の「操作ポジション」を参考に、このスキーのオーナーとなったあなたのデータを考慮し、新たなビンディング取付け位置を試すのも良いかもしれない。
【操作ポジション】
板のウエストセンターにブーツセンター合わせてビンディング取付けた場合、通常滑る時にはそのままでよいが、少しかかとよりに加重軸を持って行くと、板がクイックに動くポジションがある。スピード、滑るバーンのコンディションに合わせて最適なポジションを見つけて欲しい。この特性を理解し乗りこなせると、広い斜面からコンパクトな地形まで楽しめる。ブーツの中でのイメージとしては、加重軸が足の裏くるぶし中心から1cm位かかとよりに乗ると良く動くポイントを見つけられる。