2011-2012 Golden Bat 試乗リポート

試乗リポート

2011-2012モデル注目の新機種、Golden Batを紹介。操作性が高く、ハイスピード&雪面を気持ち良く滑れるカタチをチーム皆で改めて真剣に考えて生まれたの。現在3パターンのボトム形状を作成し、テストを繰り返している段階のモデル。今回は本生産のラインナップが決定したGolden Bat Bonzarについて触れさせて頂きます。

ボンザーの理論は流体力学の「ベルヌーイの定理」と「コアンダ効果」を利用しシングル~ダブルコンケーブのボトム形状にすることで、ボードに2つのバレルを掘ることにより、ボトムを流れる水流の速度を上げ、揚力を出す。そしてターンの際には水流がリリースできるようにしたサーフボードに多く使用されているボトム形状。そこからヒントを得て、スノーボードに活用。パウダーでの浮力、スピードアップ、自然なターンへの侵入と抜けを目指したカタチ。滑走面の後足バイン付近からシングルコンケーブを経てデュアルコンケーブへとなりテイルへの流れを作り出しています。テイル部分の際までフラット部分を残しているので、圧雪バーンでは、安定したノリ味とスピードの乗り方、シャープな切れ味を発揮しています。深雪において初めて発揮されるBONZAR BOTTOMは足下で確かな揚力を感じ、後足でしっかりと板を踏むことでスピードアップ、また、3Dノーズの浮力が後方の揚力によって沈むこと無く前方へと加速する手助けをしてくれます。Napoleon Fishが大きなノーズと3D形状による浮力重視で後足の足下の操作性を重視したモデルに対し、Golden Batはより加速性を向上し、必要最低限の浮力を持ち合わせ自然かつ狙ったラインを外さない動き、ターンの伸びを楽しめるモデルとなっています。コンケーブ部分はサンディングできないので、そのままの荒さで発売となりますが、サンドペーパーで手を加えることでスムースになります。自分でチューンすることでより愛着が深まるはずです。

トップページへ戻る

Archives