SHIGERU ISHIHARA氏所有のBARFOOT ’87年頃のモデル。T.J 3Dシリーズの多くのモデルで採用しているFLAT ROCKERとCONVEXがこの時代は当たり前だった。曲がるために必要最低限のサイドカーブとエッヂが付いていてもSNOW SURFに必要なルーズさを生み出すCONVEXが絶妙な加減で入っている。昔はそんなこと感じなかったが、今改めて見てみるとよく考えられた構造なんだなと感心させられる。現在のスノーボードの原点は雪山でサーフをという発想から生まれたSNOW SURFINGにROOTSがある。SHAPERであるChuck Barfootならではのボードシェイプと言えるだろう。Bindingはベースは型から出来ているが、ハイバックはウレタンハイバック。カタチを整えて強引にネジ止めしてハイバックの形状を作っているように見える。それが意外にもいい動きを生み出しそうだ・・・。バインディングストラップの止め方はフック式、着脱が非常に早い方法だ。SIMSでも90年代前半まで取り入れていた方法だが、ライディング中にショックで外れてしまうこともあり現在では見なくなってしまった。