FREERUN 11月号の大信”Nobu”雄一に続いて12月号でもT.J Familyの勝山”Nori”尚徳が81sceneで2010-2011 seasonの谷川岳でのRidingとLife styleが紹介されています。雄大なロケーションとともにお楽しみ下さい。
Hi-see(蓜島正和)1972年生
日本全国、アメリカを中心に各地で車泊生活を続けながらSNOW & SKATEの撮影を重ね16年、横乗りを愛しライフスタイル、文化、原風景をカメラを通し表現し続けている男。1990年代中後半からHi-seeの写真はスノーボードマガジンに掲載されるようになり、印象深い写真と独特のクレジットで彼の名はその頃からよく見かけていた。ライダー時代は色々なカメラマンの方々とよくセッションをさせてもらっていたが、残念なことにHi-seeとセッションをしたことはなかった。今年の2月、Hi-seeと水上で初めて顔を合わせることに、僕がイメージしていた通り独特の雰囲気を持った男だった。年齢も1歳違いということを初めて知り、話をしてみると雰囲気とは裏腹にとても話しやすくメロー。デジカメで撮影した写真が紙面の大半を抑えるこの時代にフィルムで撮り続け、ありのままを表現していくスタンスが人柄にも現れている。リアルな部分を見つめ旅している彼と話をしているとライダーだった頃の記憶が蘇ってきて彼とセッションをしたことはなくてもどこか懐かしさを覚える。スノーボーダーとして良き時代、開拓の時代にライダーをしていたことで未だスノーボードへの情熱は衰えずスタンスこそちがえど増幅している。Hi-seeもそんな時代を知るカメラマンだからこそ今もなおリアルを求め一カ所に留まらずに駆け回っているのかもしれない。そんなカメラマンと谷川岳で滑る大信・勝山達がセッションをしたのはごく自然な流れだったのだろう。
T.F