CRAFTMANSHIP x MODERN TECHNOLOGY

T.J BRAND ORIGINAL
RIDER: HIDEYUKI KAJI | PHOTO: MASAYOSHI KAMIMORI

PRODUCT
IN THE PAST GREAT YEARS


HISTORY
2018-2019

3 Dimensions Convex Technology Series
様々なバーン、地形を従来の2Dボードよりもスムースで、より自由にライディングの幅を広げるコンセプトのもとに生み出された技術です。 開発スタッフの長年による経験と、工場による徹底的な材料管理、開発努力によって製品化しています。3D構造はより複雑な作りゆえ芯材となるコアは雪山という低温地域での変形・剥離が発生しやすいという問題を抱えていました。変形は湿度調整のもとベストな状態で管理された材料を、通常のボードよりも多くの時間をかけじっくりと完璧なプレスを行うことで解消。現在ではプレス機も第5世代までアップデートされ、より安定したプレスを実現しています。T.Jが毎シーズン3Dシリーズにこだわりを持って採用し続けてきたWood topは通常のトップシート材に比べ、年輪から割れやすいという弱点がありましたが、ABS + Resin cureにより強化され、完成度も格段に上がっています。1本1本にじっくり時間と愛情をかけて生み出されるボードは量産には向かず、貴重で特別な1本なのです。

3D CONVEX SERIES

Napoleon Fish


3D CONVEX TECHNOLOGY SERIES
パウダーボードのショートボード革命を起こした名機。R-masterであり、現在のT.J Brandの原点とも言えるベストセラーモデル。バックカントリー、オープンバーン、タイトなツリーラン、起伏に富んだ地形、更にはゲレンデでのカービング等あらゆるシチュエーションで万能な動きを発揮するMiracle Fish。142cmはContact length, Tail heightを147cm, 153cmのバランスとは大きく変更する事で、地形遊びのコンセプトに新たに走りの要素も備わった。Tail kickを10mmに抑えることで他サイズよりもしっかりとグリップし、超軽量でコンパクトながらも走りの要素が大幅にアップ。Tailを使った遊びも加わった。メンズにとっては小回りの効くコンセプトボード、レディースにとっては待ちに待った扱いやすいパウダーボードしてオススメ。3D seriesのBPF Core (All Bamboo Power Flex Core)は、Flat camerボードとの相性が抜群な芯材。さらにNo-sidewall構造でBambooの持つしなりと独特な反発をよりダイレクトに感じることができ、より一体感を味わえるマジックボードが完成。
142cm,147cm,153cm





3D CONVEX TECHNOLOGY SERIES

Retro Fish


3D CONVEX TECHNOLOGY SERIES
Nose width 34cm, Waist width 29.4cmという今までのボードの常識を覆すかのようなスペック。圧雪バーンでの操作性が気になるところだが、3D seriesのFull length 3Dを採用。Nose, Mid, TailとそれぞれのPartに異なった深さの3Dを採用。1718 ModelではNapoleon FishやFlying-Vで実証済みのAll bamboo woodcore, No sidewall構造を採用。規格外スペックのRetro Fishに高反発でありながらしなやかな芯材を取り入れることで操作性が格段にアップ、更に軽量でレスポンスの良いMighty glass2を組み合わせることで、よりクイックな反応をもたせEdge to Edgeが遠いこのモデルの弱点を解消した。絶対的な浮力とエッジによるストレスを感じさせないないナチュラルな動きを発揮するこの極太のボードを圧雪バーンでの操作性も容易に。エッジに頼らず加重加減で動かす、よりSurfingに近づいた動きを体感してほしい。深雪での滑走性は水面を自由に進むかの如く、身体の動きでルーズにしなやかな動き。
146cm





3D CONVEX TECHNOLOGY SERIES

Draft


3D CONVEX TECHNOLOGY SERIES
ノーズ同様、大きな3D形状を採用したテイルを持つボード。ゲレンデ、オフピステで大きな特性の違いを見せる動きをする。R等の細かい動きにも大きな3D形状のテイルがスラッシュの時にスピードを落とすこと無く壁をハイスピードで抜けていく。超ディープパウダーでは3Dの力を大きく発揮、沈むことなくHi-speedで滑走するBig Powder Board。170cm overのBig gun顔負けの浮力と突進力を持ち合わせながら3D独特の取り回しの良さを兼ね備えた最強ボード。その突き進む力強さ•安定感に今まで見えなかったラインが見えてくる。パウダーでは絶大な浮力を発揮し、フリースタイル要素も多分に兼ね備えるDRAFT。その秘訣はテイルにも3Dを採用した点にあるが、荒れたコンディションになってくるとテイルでのターンが抜けやすいために弱点にもなる。その解決策は硬い斜面ではセンター加重ウエストでターンをすること。1617モデルまではウエスト周辺にポリプロピレンを組み込んでいたが、1718モデルでは新技術を導入。軽量X-woodとPoplarのミックスコアに、ウエスト周辺部分のWoodcoreベース側にDot Holeを多数削り、そこにフォームを入れるという非常に手間のかかるウッドコアを開発。フォームをウエスト周辺にX状に入れることでノーズとテイルの張りを保ちながらウエスト周辺に集中的にトーションの緩さとフレキシブルさを持たせることに成功。ウエストを使ったターンで最大限にしっかりとグリップを発揮するようになり、まさにDRAFTのコンセプトに最適なウッドコアに仕上がっている。
156cm






3D CONVEX TECHNOLOGY SERIES

Dhingi


DHINGIは3D series唯一のCamber board。2mmのキャンバーを加えることで、3Dの特性を低減させること無くクイックでトリッキーな動きを実現。エッジング操作をしやすよう、他の3D FLATモデルとは3D部分に異なるTUNE、操作性に重点をおいた。強度と反発力に優れるポプラ材とコシのある粘りをもたらすBamboo Stripe材をミックスしたFW standard core1(FLEXIBLE WOOD STANDARD CORE1)を採用、信頼できる1本となり、Woodcore本来のナチュラルな操作性と適度な重量が151cmのレングスとは思えない安定感を与える。Powderからゲレンデ、あらゆる地形までを網羅する。3Dシリーズ中最もウエストが細く、Narrowなシェイプはシビアなバーンでもしっかりとした反応、操作性を誇るMighty one。
151cm





3D CONVEX TECHNOLOGY SERIES

Goldenbat / Bonzarbottom



Boomerang Carbon

Bredren Design Collaboration
1718モデルでは従来2フレックス用意されていたこのモデルに、全く違った構造を取り入れた。BC-mix modelには軽量芯材SLW mix core3(Super Light Wood mixcore3)をベースにTriaxial fiberglassへ弊社独自開発のBoomerang carbonを配合。両足元から有効エッジのスタート/エンド付近まで伸びたカーボン配合グラスがよりダイレクトにエッジングを強化。シャープで高次元レスポンスが超高速時やハードバーンにも耐えうるグリップ力と操作性を発揮。Bredren collab modelへは従来のSoft ver.では実現しきれなかったフレキシブルさを遂に完成。こちらも弊社独自開発となる新技術FTC-PD core2(Flex & Torsion control Punching Dot core2)を初搭載。軽量芯材X-woodとPoplarから成るミックスコアにウエストを中心にドットホールをX状に貫通させ、フォームを埋め込んだ。これによってもともとタフなフレックスときついトーションになりがちな3D構造のボードにウエスト周辺のフレックスや反応を低減させることで今までの3Dボードでは成し得なかったソフトなフレックスと緩いトーションをもたらせることに成功。また、Bonzar bottom周辺が3Dコアになっているために、今までテイルを緩くすることが実現できなかったが、同じくテイル付近にも多数の穴を開けフォームを注入することでテイルの抜けが非常にナチュラルな反応になった。サーフライクなナチュラルな乗り味を遂に実現。どんな斜面でも高速で攻める時はBC mix model、あらゆる地形に合わせて気持ち良くスノーサーフィンを楽しむ時はBredren collab modelをオススメ。 Bonzar Bottom パウダーでの浮力、スピードアップ、自然なターンへの侵入と抜けを実現。滑走面の後足バイン付近からシングルコンケーブを経てデュアルコンケーブへとなりテイルへの流れを作り出す。テイル部分の際までフラット部分を残しているので、圧雪バーンでは、安定したノリ味と加速性、シャープな切れ味を発揮。深雪において初めて発揮されるBONZAR BOTTOMは足下で確かな揚力を感じ、後足でしっかりと板を踏むことでスピードアップ、また、3Dノーズの浮力が後方の揚力によって沈むこと無く前方へと加速する手助けをする。
155.5cm






3D CONVEX TECHNOLOGY SERIES

Flying-V, Flying-V P.A.C.



スワローテイル形状の「FLYING-V」。3Dシリーズ最長のレングスを誇る160cm。T.J=ショートボードというコンセプトイメージが示す通り、スワローテイルボードの特 性から考えると短めのレングスと言える。浮力を有し、取り回しやすさと次元の高いライディングのバランスが絶妙に絡み合った形状、レングスと言えるだろう。「FLYING-V」には今までに培ってきたノウハウを最良のバランスで最大限に詰め込んだ。昨年同様ABM model (ALL BAMBOO MATERIAL model)にはALL BAMBOO WOODCOREを採用し、BAMBOO COREがそのまま剥き出しになるNO SIDEWALL構造。SHIFTでも実証された絶妙且つナチュラルな乗り味を実現。そして空気の混入を極限まで無くした MIGHTY GLASSを採用することで重くなりがちなBAMBOO COREの重量を抑えるとともに、非常に優れたレスポンス性能を引き出す。BAMBOOの特性である しなやか且つコシのある反発力を増幅させ、より快適でクイッキーながらもより自然な乗り味を提供。そして新たに加わったのがPAC model。軽量芯材のX-woodとPoplarのミックスコアにウエスト周辺から踏み込んだ時に一番力の加わるSide Curve部分へとアーチ状に伸びたBambooとVertical carbonを組み込んだ。非常にクイックでキレのあるライディングを楽しめるモデル。ボード全体のしなやかなフレックス感、一体感を楽しみたい時はABMモデル、より軽量でありながらタフなライディングを好み、長い有効エッジを使ったキレのあるカービングを楽しみたい時はPACモデルがオススメ。
160cm





Terrain Series
ゲレンデクルージングでの高速カービングからビッグマウンテンエクストリームまでRIDER達のフィードバックを基に開発されたTerrain Series。攻める日のMustな1本として持っておきたいシリーズです。

TERRAIN SERIES

Cruiser


TERRAIN SERIES
T.J BRANDの中で最もバランスがとれ、どんなシチュエーションでも安定した高いパフォーマンスを発揮するのがCRUISER。2016-2017modelでは昨年149.5cmのサイズだけに仕様したBPFL mix core(BAMBOO50%,軽量X-WOOD50%)を156,160cmのメンズサイズにも搭載。長年使用してきたチップ部のハニカムコアは取り除き、woodcoreを全体に使用することでボードの不等厚そのままの反応を全体に感じることができるようになった。また、新たな試みとしてBended(成型) bamboo sidewallを導入。過去に使用していたbamboo sidewallは竹ブロックからボードのアウトラインにダイカットした物で、竹の繊維が破壊され、本来の特性を活かしきれていなかった。今回新たに使用するBended bamboo sidewallは竹繊維特有の縦の繊維を同方向に強力圧縮した竹の棒をボードのアウトラインに合わせて曲げた(成型)物。カット部分のない竹の繊維がボード全体を包み込むことで驚異的なパワーを生み出す。一味も二味も変化したクルーザーの乗り味を試してほしい。気持ち良い滑りが信条のクルーザーが、どんなバーンでも戦える究極のマウンテンボードへと変貌を遂げた。昨年モデルよりも若干ソフトに仕上げました。
149.5cm, 156cm, 160cm





TERRAIN SERIES

Navigator


TERRAIN SERIES
谷川岳のどんな斜面でも欠かすことのできない究極のエクストリームボード。勝山尚徳のシグネチャーボードとして彼のライディングを支え続けるボード。いつも辛口の勝山が今回のテストで「どんな斜面でも全てを任せられるボード」と太鼓判。そのメカニズムは勝山に要望によりバンブーストリンガー中心部にカーボンを挟み込むことにより芯の部分からボードの反応を生み出したこと。このタフなボードを体感してほしい。
162cm






TERRAIN SERIES

Smooth Groove


TERRAIN SERIES
1415modelで押し型を新しくした7mm camber+slow curveテイルキックは非常に好評。この改良に伴い非力な女性でもTorsionを生み出し易くなりより美しくSmoothなラインを刻むことが可能に。Bamboo topsheetの導入でひとまわり早いボードへと変貌を遂げた。1718modelで振動吸収性を持たせるためにTitan Ribbonを組み込んだ。
150cm





TERRAIN SERIES

Catamaran NV, CatamaranSG


TERRAIN SERIES
NAVIGATORをベースに開発されたCatamaran NVとSmooth grooveをベースにしたCatamaran SG。WoodcoreにVertical carbonを組み込むことでSplitboardに必要な剛性を確保。Voile社のTip Clip&Hole pattern、Karakoram社のSplit Hookを標準装備。2017 modelでもハードな状況下で使用するSplitboardにふさわしい強度を持ったTexture Nylon topsheetを採用。
150cm(SG), 162cm(NV)





TERRAIN SERIES

Shift, Shift Flat



TERRAIN SERIES
美しく描かれたアウトラインはどんなバーンでも最高のターンを予感させる。Topsheetにbamboo sheetを採用。Yaqui factory屈指の技術で作り上げられたmighty glassでwrapしたこのbamboo topsheetは、bambooの持つ繊維特性である粘りを最大限に引き出す。今迄の飾りのためのtopsheetではなく、それ自体が機能を発揮する要素となった。WoodcoreはT.Jが長い間求めてきたAll bamboowoodcoreを採用。また、no sidewall構造を採用。Topsheet,woodcore,no sidewall=そう、これはAll bamboo materialである。SHIFTにはこのモデル名にもなったSHIFT camberを採用。SHIFT camberはTail rockerを最小限に、有効エッヂをFullに使えるようにすることでより一層のgrip効果を高めている。更にノーズとテイルに深めのConvexを入れる事でしっかり踏んだときは高いgrip力を発揮するが、looseに滑りたい時には踏み込みを浅くする事で3Dのような動きを発揮。前足足下からノーズ迄微量に入ったRockerは、しっかりと踏むことでNoseを下げSpeed upを計り、足下の力を抜くことでpowderでの浮力upが可能。緩やかなサイドカーブで大きな高速ターンが可能なSHIFTは、前足の加重を緩め、後足でしっかりと踏むことで後足足下にある小さなcamberによって小さなターンをクイックに繰返すことを可能にした。様々なターンをこの1本で味わうことができるだろう。例えば大きな壁に向かって、高速で侵入する為に前足をしっかりと踏み込み加速しながらWallに侵入し、Walltopに差し掛かった時に、前足から力を抜くと同時に後足でしっかりと踏みこみ、接地範囲を小さくコントロールする事でNapoleon Fishのような鋭角なターンをする事ができる。大小のターン、高速、浮力upが両足のコントロール次第で無限の滑走性を生み出す。昨年モデルよりも若干ソフトに仕上げました。

Shift Flat Camber
アウトラインはSHIFT 159と同じだが、Pressにフラットで接雪長が短くなるようにセッティングすることでSHIFT CAMBERモデルとは全く異なった滑走性に仕上げ、159cmとは思えないほどの取り回しやすさを実現。ウッドコアにはSHIFT同様all bamboo woodcore+no sidewall構造に反応をよくするためにmighty glassを使う同仕様。フラット構造だからこそのall bamboo+no sidewallの特性が最大限に引き出され、体や足の赴くままに動く一体感を堪能してほしい。昨年モデルよりも若干ソフトに仕上げました。
152cm, 159cm / 152cm(Flat), 159cm(Flat)





Powder Ski Series
Napoleon Fish 158はショートファットスキーとして浮力と機動性を保つために不等厚が通常のスキーよりも薄くなっております。ビンディングを取付ける場合には専門店で取付依頼をしビスの長さを確認してから取付てください。

POWDER SKI SERIES

Napoleon Fish 158 SKI


スノーボードで滑っていて気付くのは、スノーボーダーのラインとスキーヤーのライン(滑るポイントを含む)が違うと言う事。Napoleon Fish 158は、スノーボードで滑るときのようなラインを描くということにフォーカスし作り出されたスキー。特にパウダーでのボードのフィーリングを得るために「短く・太く・スタイリッシュ」という点に重点をおき開発。
【左右非対称 / Asymmetry】Napoleon Fish 158は微妙に左右非対称。操作性を向上する目的で、インエッジよりアウトエッジの有効接地面の方が若干短くしてある。基本形はロゴがクリアー(下地のウッドコアが見えている)の方が左で、ロゴに色がついている方は右。決まりは無いので、左右はフィーリングがあう方でチョイスすることも選択肢の一つ。
【ビンディングの取付け位置】CambermマークとWaistmアークの中心にBinding,BootsのCenterをあわせるのが推奨ポジション。スティープナバックカントリー斜面をメインに滑る場合はCambermマークに合わせ、斜度がない深雪をメインに滑る場合はWaistmマーク付近まで下げて取り付けを行うなど乗り手の好みによって取り付け位置を試すのも良い。
【操作ポジション】板のウエストセンターにブーツセンター合わせてビンディング取付けた場合、通常滑る時にはそのままでよいが、少しかかとよりに加重軸を持って行くと、板がクイックに動くポジションがある。スピード、滑るバーンのコンディションに合わせて最適なポジションを見つけて欲しい。この特性を理解し乗りこなせると、広い斜面からコンパクトな地形まで楽しめる。ブーツの中でのイメージとしては、加重軸が足の裏くるぶし中心から1cm位かかとよりに乗ると良く動くポイントを見つけられる。
158cm

【乗りこなす事で得られる新たな世界観、「Short Fat Ski」と言うニューコンセプト。】 44年前、国産の木材を使用したPly woodのブランクスからHand shape boardの制作を行う「Sunrise Shred Service」にて、 Hand shapeで削りだした skiが原型。その後、テストを重ねて今期発売へと至る。私は物心ついたときからSkiを楽しめる環境で育ち、Snowboardと出会ってからはどちらも楽しんでいる。 開発前までの20年間はSnowboardでの滑走日数のほうが多く、特にパウダーはSnowboardで滑る事に魅力を感じていた。 普段、T.J familyと一緒に谷川岳の上質なパウダーを滑るときはSnowboardを使用する事が圧倒的に多く、Skiをしている時もBoardのLineを描きたいのだが、 スキーメーカーの作る板は当然「Ski」で、「BoardのFeeling」は感じられなかった。そんな思いを、T.J familyの協力のもと形に変えた物が 、T.J からリリースされたSki、「Napoleon Fish 158」。 Napoleon Fish 158 は、Powder滑走時における「BoardのFeeling」を得るために「Short・Fat・Stylish」をキーワードにOutlineを考えた。 Outlineは、Surf BoardのようにStylishで、「Napoleon Fish」のような操作性を求めた結果Inedge,Out edgeをAsymmetry(非対称)にする事でこの形となった。レングスはSnowboardでパウダーを滑る時に選ぶ板の長さを基準に調整。Skierからは「短くないですか?」と良く質問されるが、短いからこそ機動性に優れ、きわどいトラバースラインや尾根の複雑な地形などにも対応でき尚かつコンパクトな地形も楽しめる。 また、乗りこなす事で広い斜面やハイスピードのターンも気持ちよく安定して滑る事が出来る。そして、パウダーでの浮力を得るため全体的に ファットな仕上がりとなった。 「Napoleon Fish 158」は、スノーボードの感覚を取り入れた「Shot Fat Ski」と言う新しいカテゴリーのスキー。 スキーヤーはもちろん、昔スキーをしていたボーダーに是非体験してもらいたい。
-Teruo Ueki





THE SHAPERS
くからプライウッドのブランクスを手がけ、そのブランクスをハンドシェイプし、世にオリジナルシェイプを数々生み出してきた西東京のSUNRISE SHRED SERVICE。SUNRISE SHRED SERVICEの中心メンバーでもありT.Jのディレクター陣でもある西田洋介&神森正義。SUNRISE SHRED SERVICEのブランクスを使用し雪板やハンドシェイプボードを手掛ける佐久間洋、 ハンドシェイプスケートボードブランド「トヨダ スケート」を自身で展開する伝説のスケートボーダーであり プロスノーボーダーとしてはT.Jで活動を繰り広げる豊田貢という4人のT.J FAMILYに加え、 世界中でゲストシェイパーとして活躍し、彼が手掛けるRESIN ARTも大きな注目を浴びる吉川"タッピー"拓哉を招き、 5人が創造したアウトラインを製品化した注目のシリーズ。

SHAPERS SERIES

Beetle


深い日のスペシャルボード、浮力が一段上の層を捕らえます。 sunrise shred surviceで様々な板を作る上で見えてきた形を具体化。通常のエッヂの付いた板よりもエッヂが無い方が太めの板が乗りやすいこと、そしてその浮力は特別でbeetleへのアプローチとなりました。まず考えたのが太めの板にエッヂを着けることによる乗りにくさの解消、これは全体とテールを少しだけ細くしテーパー状にすることで少しでも、トラバースや圧雪でコントロールをし易くしました。そして不等厚の調整、ブランクスは厚みが均等のためフレックスの仕方が違います。その為に短めのテールにパワーを持たすため厚めに調整しています。そして、2本目の板としての特別感。これは、トータル的に攻めるなら通常のディレクショナルな板がベストな中で、2本目を出す意味。同じ感覚を求めるのでは無く、その板で無ければ感じられない特性を持たせること。それによって今日はこの板だと思う日があるようにすること。ノーズやテールの形だけでは基本的な乗り味はさほど変わらないため、太さと大きなサイドカーブで特長を出しています。太めのウエストのパウダーでの初速の速さ、完全に板が浮いた中での踏み込み量、大きなサイドカーブでのドライブ感。何時でも乗りやすい板よりもパウダーでの楽しみは増えています。深い雪でしか味わえない感覚をより楽しむ為に設計しました。スタイルはあえてノーズを尖らせず、よりフリースタイルを意識しています。
4'9"

Shaped by 神森正義
日本のスノボード創世記よりプロスノーボーダーとしてコンテストやメディアで活躍したキャリア26年のレジェンドスノーボーダー。2010年よりT.J BRANDから自身のシグネチャーモデル “DHINGI” をリリースし続けている。現在は西東京にある工場、プライウッドブランクスやハンドシェイプスノーボードを制作する SUNRISE SHRED SERVICE の代表として活動し、そのキャリアやノウハウを活かした新たなスノーボード作りを模索し続けている。





SHAPERS SERIES

Shooter


Fish tail形状が持つ印象とは裏腹にあらゆるシチュエーションで真価を発揮するオールラウンドボード。Powder conditionではFish tailが有効的に作用し浮力とコントロール性を発揮、圧雪バーンでのカービングでも抜けの良さを確保するためにているキックの上がりを調整しています。 女性から足の小さい男性に向けたSHOOTERの他に、小柄な男性から175cm位までの身長の男性でも浮力と機動力を確保したWideモデルもラインナップしました。
4'11"

Shaped by 豊田 貢
スケートボーダーとして全日本スノーボードチャンピオンに君臨し、日本人としては初のSANTA CRUZ SKATEBOARDSから自身のシグネチャーモデルをリリースする。スノーボーダーとしても元ハーフパイプの全日本オーバーオールチャンピオンにも輝き、初代プロスノーボーダーとして日本のシーンの礎を築いたレジェンドでもある。現在はそのキャリアを活かし、自らハンドシェイプで削り出すTOYODA SKATEを主催している。





SHAPERS SERIES

Hiramen-try


佐久間洋が 自らシェイプしたアシンメトリー(非対称)ボードをTHE SHAPERSのLINE UPに加えました。ヒールサイドのエッジコンタクトを長めにとった事で高速時の切り返しターンのズレをおさえる効果が高速カービングを実現します。ヒラメトリー特有なナロースペックはパウダーからゲレンデ、春のコーンスノーでも場所を選ばず楽しめます。
5'0"

Shaped by 佐久間洋
90年代からプロライダーとして活動を始める。世界の山々で減りボーディングやB.Cライディングを楽しむパウダーラバー。自然と向き合い、多くを学ぶ貴重な体験を積み、スカイザリミットアドベンチャーガイドサービスでは豊富な経験値を活かした冬山バックカントリーライドの楽しみ方からアクティビティーまでをも提案するサービスを展開中。現在は新潟に拠点を置き、自身のガレージにて雪板・スケート・ボード・ハンドメイドボードを削り、シェイプを日々探求し続けている。





SHAPERS SERIES

Fresh Maker


スノーボードのシェイプの常識を覆すかのような太いSPECでありながら、重さ・だるさを感じさせない軽快な動きはまさに名シェイパーが新たに産み出した名シェイプと言える1本だ。ワイズから来る圧迫感を視覚的、また実質的な取り回しやすさにも繋がっているノーズ形状、深いときにテイルが潜りすぎて失速することもあるダブルピン形状特有のトーションのねじれを真ん中のピンが抑えることで安定性と失速を防ぐ工夫が施されたテイル形状はサーフボードシェイパーならではのアイデアと言えよう。
5'1"

Shaped by 吉川"タッピー"拓哉
サーフボードビルダーとして様々なサーフボードブランドのメインシェイパーとして活動し、日本人として初となるデウス・エクス・マキナのゲストシェイパーに招かれ世界中のサーファーから一目を置かれる存在となる。また、BURTONのFAMILY TREEシリーズのグラフィックデザイナーにも抜擢され、スノーボード界でもその影響力を発揮し始めている正真正銘のスノーサーファー。





SHAPERS SERIES

2496


TENJIN BANKED SLALOMなど数々のムーブメントを作り上げてきたレジェンドスノーボーダー西田洋介。幾つものアウトラインをハンドシェイプしてきた中から今回自信をもってラインナップに加えたのが「2496」。真木蔵人と一緒に考え出したこのボードは同時にBREDREN DESGNコラボモデルでもある。先日行われたTENJIN BANKED SLALOMでも魅せたその異次元の滑りはスピードスターと呼ぶにふさわしいボードだ。
5'2"

Shaped by 西田洋介
1996年、アメリカのシアトルにあるスノーボードファクトリーにて12スノーボードを立ち上げ、スノーボードシェイパーとしてのキャリアをスタートする。その後、T.J BRANDのディレクターとして名機種「NAPOLEON FISH」を考案。現在ではプライウッドブランクスやハンドシェイプボードを製作するSUNRISE SHRED SERVICEの立ち上げメンバーとしても活動し、自ら削り出すハンドシェイプボードも手がけている。